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タイってどんな国?
2004年から2005年にかけて、当社の社員が現地に滞在した体験記です。
(2005年現在の情報です。現在は変わっている点があることをご了承下さい。)

住環境

コンドミニアムに住む。3LDK、バス、トイレ、エアコン、その他家具一式つきで、家賃一月15000バーツ。上下水道も完備していて、水道水は一応きれいに見えるが、浄水器をつけて飲むほうが良い。日系の会社の工場が近くにたくさんあるが、私の住んでいたコンドミニアムには日本人はあまり住んでいなかったようである。周囲には工場以外に目立った建物もなく、静かな時間が多いが、工場の人員交代の時間になると、送り迎えのバスの騒音でうるさい。

食生活

タイ料理については、私自身はそれほど抵抗なく食べられたが、日本人の中には独特の匂いでまったくだめという人もいる。また、タイ料理は注文するときに味付けについても注文することが出来るので、辛くないように作ってもらうこともできる。ただ、毎日濃い味付けのタイ料理を食べるのはつらいので、たまには自炊を行う。バンコク市内であればISETANやFUJISUPERで日本食の食材を購入できる。また、日本料理店もいたるところにある。私はタイ料理と自炊がほとんどだったので、日本料理の外食はあまりしていないが、有名どころで富士、また、300バーツぐらいで日本料理が食べ放題のOISHIなどは何を食べても当たり外れはない。

衣服

衣類はほとんど購入していないが、値段は日本の半額以下の物もあるし、日本と同等ぐらいのものもある。安いものはやはりそれなりの品質しかないので着心地も良くなく長持ちしない。値段の高いものは日本の衣類の品質と変わらない。

医療

滞在中には病気になることも、薬を購入することもなかったが、歯の詰め物が取れたので、新しく詰めてもらうために歯医者には行った。「PROMJAI DENTAL CLINIC」日本人の間ではかなり有名なようで、患者のほとんどが日本人だった。新しく詰めたのはどうやらセラミックのようで、詰めてから特殊な光を当てるとすぐに固まるらしい。治療も一回で終わり、約1000バーツ。日本より衛生面でも、治療の技術でも進んでいると思った。先生は日本語が通じないが、必要なときに都度、通訳が来てくれる。

もし、薬などが必要なときは、日本にあるドラッグストアのような店が、タイでも最近になって増えてきているので、困ることはないと思う。(例 WATOSONS)

交通

バンコク以外の土地でも鉄道はあるが、日常の足としてはまず使えないので、車を持っていない人は、バス、タクシー、バイクタクシーを使用する。私は会社の車を借りていたので、自分で運転して通勤していた。バス、タクシーは私も時々利用したが、バスは行き先表示がないことが多いので初めてタイに来る人にはお勧めできない。バイクタクシーは、事故の確率が高いので、利用したことがない。

交通ルールは日本と似ているが、左折は赤信号でも行っても良いなど微妙な違いになれるのに多少時間がかかった。また、信号は少ないが、一つ一つの信号が日本に比べると赤から青へ変わるまでの時間が長い。

バンコク市内であればスカイトレイン、地下鉄を利用すると便利。バンコク市内は特に渋滞が激しいので車による移動は時間の計算が立ちにくい。

<料金>
スカイトレイン・地下鉄 遠い駅ほど料金が上がる 10バーツから40バーツ
バス 何種類もあってまとめきれないが、安いのは5バーツ、高くても20バーツぐらい     
行き先で値段が変わる場合とどこまでいっても同じ値段のバスがある。
タクシー ほとんどがメーター制で、初乗り35バーツ。10kmで約90バーツ。

通信

固定電話は日本と同じ。携帯電話は日本とは少し違っていて、携帯電話購入時に、SIMカードという携帯電話に差し込むカードも一緒に購入する。携帯電話を変える際は、新しい携帯電話に、持っていたSIMを差し込むと同じ電話番号で利用できる。料金は銀行引き落としも出来るようだが、プリペイド式のほうが一般的。

Eメール、インターネットはブロードバンドの普及がまだまだ遅れているので、ダイアルアップ接続で行っている人の方が多い。

情報

日本人がよく行くスーパーや、日本語の本が販売されている本屋などに行くと、日本語の無料情報誌が入手できる。月一回の発行のものもあれば、毎週発行のものもある。タイの情報も日本の情報も載っている。また、日本の新聞も(日経など)購入することが出来るし、衛星放送の契約をすればNHKも見られる。

治安

日本人が住む地区やコンドミニアムでは24時間警備員が警備している。
バンコクでは深夜であっても観光客がたくさん出歩いているし、それほど危険は感じない。
ただ、スリによる犯罪は多いということなので、貴重品の所持には気を配った。
タイ最南部では、イスラム教の過激派が活動を続けていて、危険な状態が続いているので、日本人がこの地を訪れるのは避けたほうが良い。

日本と比べるとタイにはたくさんの野犬がいる。気温が高いこともあって動き自体は鈍いが、タイは狂犬病の発生率が高いということなので、出来るだけ近づかないほうが良い。

娯楽

私自身はやらないが、ゴルフ場はたくさんある。料金は1000バーツから2000バーツの間が多いようである。昔はプレーする人は外国人が多かったが、現在はタイ人のゴルフ人口も増えてきているとの事。

最近は映画館やボウリング場、飲食店などが入った大規模店舗が増えていて、平日の夜でも多くの人で賑わっている。

また、タイにも宝くじがあってロッタリーと呼ばれている。仕組みは日本とほぼ同じで、一枚40バーツで、一等は300万バーツとの事

その他、タイ人のプロテニスプレイヤー(パラドン・スリチャバン)が現在世界で活躍しているので、テニスの人気も高まってきている模様。

その他

タイは電圧が220Vのため、日本から持ってきた電化製品は変圧器がないと使えない。また、コンセントは日本のものがそのままつかえるが、誤って100V仕様の製品をコンセントに差してしまうと、壊れる可能性が高いので注意が必要。

タイは電化製品が日本に比べると安いので、本当に必要で、タイに売っていないもの以外は、日本から持ってくる必要はないと思う。

語学

指導対象者とのコミュニケーションはほぼタイ語のみであった。

タイ語は発音が難しくて、初めのうちは簡単なあいさつでも通じないことが多々あったが、タイ人と過ごす時間を増やし、少しでも多くコミュニケーションをとる努力を続けているうちに、少しずつ正しい発音が身についてきたと思う。

派遣先の企業に日本語の話せるタイ人が勤めていたので、その人にタイ語を週に二、三回教えてもらった。授業のテキストとして実用タイ語会話Tを購入。また、技術指導等で必要なタイ語についても、単語や、簡単な言い回しについて教えてもらった。

辞書についてはデイリー日タイ英辞典を購入した。小さくて持ち歩くには便利だったが、発音標記がカタカナであることと、例文が載っていないのでその点は若干物足りなく感じた。

六ヶ月間の研修のおかげで、日常生活では困ることはほとんどなくなったが、タイ人を指導するにあたって、細かいところまで説明するにはまだまだ語学力不足であるし、文字の読み書きについては今でもほとんど出来ないので、今後もタイ語の勉強は続けていきたいと思う。

気候

タイの季節は大きく三つに分けられる。雨が降ったりやんだりする雨期(5月中旬〜10月)、空気が乾燥して、比較的過ごしやすい気温になる乾期(10月〜2月)、湿度も気温も上昇し朝から暑い暑期(2月中旬〜5月)。私が滞在したのは10月〜4月だったので、乾期と暑期は体験できた。乾期にはほとんど雨も降らず、日中でも長袖で過ごせるくらいさわやかな気候である。暑期は3月の半ばぐらいまでは比較的涼しい日が続き、4月が近づくと一気に暑くなったという感じであった。日中、日差しが強烈なので日差しに直接当たらないようにするか、対策が必要。

旅行でタイを訪れるのであれば1月頃が気候も安定し、日中過ごしやすくて良いと思う。

民族

タイ族75%、華人14%、その他マレー族、クメール族など少数民族が多数存在している。タイ族と華人との混血もすすんでいるようで、実際には華人系はもっと多いように思われる。 民族間での大きな問題はほとんどないかと思われるが、タイ深南部では宗教の違いから紛争が絶えない。

タイ人にとって王室は特別な存在であり、街中でも国王、王妃の肖像画があちらこちらで掲げられているのを目にする。また、毎日8:00と18:00にはテレビなどで国家が流されタイ人の愛国心の高さがうかがわせられる。

宗教

仏教を信仰している人がほとんどである。タイ国自体は信仰の自由を認めていているが、現実的には仏教が国教であると考えていいだろう。祝祭日も仏教に関係ある日が多い。

タイの仏教は上座部仏教であるので出家修行した僧侶だけに救済の道が開かれていて、現世での幸福、不幸は前世での徳の積み方で決まってしまうと信じられている。ただ出家修行しない者にも救済の道は開かれていて、寺院や僧侶に喜捨寄進して善行を積むというものであり、それはタンブンと呼ばれるもので、わたしもタイ人に勧められて何度かおこなった。いずれにしても仏教がタイの国に深い影響を与えていることは間違いない。日常生活を送っている中で仏教のタブーについて意識したことはないが、寺院に参るときのだらしない服装(サンダル、短パンなど)、女性が僧侶に近づくことなどがタブーとしてあげられる。

行事

国を挙げての行事はやはり国王様に関係する行事である。現国王であるプミポン国王の誕生日を祝う12月5日には、王宮の周りは綺麗に飾り付けされ、また、バンコク以外の都市でもお祝いムードが高まっていて、いかに国王様が国民に愛されているかよく分かった。

タイ人の結婚式に一度招待された。場所は大学の施設を借りて行われた。出席者は300人あまりで、招待状の封筒にご祝儀をいれて受付で渡す。新婦新郎のあいさつ、その他来賓のあいさつ、キャンドルサービスなど日本の一般的な結婚式と大差はなかった。服装は出席者に任せるという感じで、みな思い思いの服装であった。

また、お葬式にも参列したが。場所は仏教の寺院で、金や赤色の内装であることや、服装が派手なものでなければ私服でも良いということ、また、音楽(タイの民謡)を流していることもあって、本当のところはわからないが、あまり悲しい雰囲気にならないよう配慮されているのかと思った。僧侶がお経を挙げる点などは日本と同じ。

政治

今年二月の下院選挙で愛国党が勝利し、タクシン党首が二期目の首相に選ばれた。選挙も大差での勝利であり、一見安定しているように見えるが、貧困問題や、深南部の騒乱の問題など、解決すべき問題は山積みである。

経済

昨年から景気は好調で、2004年は一人当たりの労働生産性は前年に比べ6.98%上昇、失業率は0.4%低下したとの事。一方では心臓病などの生活習慣病にかかる人や交通事故の増加、バンコク都内の大気汚染など経済成長を背景とした社会問題も目立ってきている。

さらに今年に入って干ばつが続き、また3月23日から軽油の価格が3バーツ引き上げられたことなどが、経済にどのような影響を与えるか懸念されている。

企業風土

社員はほとんどタイ人で、日本人は5名。
仕事のやり方などは、各担当に任せられることが多いようで、自主性を重んじている。
これはあまり厳しい負荷をかけすぎると簡単に会社を離れてしまうというタイ人の気質に配慮したものであるようだ。

教育制度

日本人の子供はインターナショナルスクールに行く事が多いとの事。

タイでは、7才〜12才が小学生、13才〜15才が中学生で中学校までが義務教育との事。ただ、金銭的な理由などで中学校に行かない子供も多いらしい。16才〜18才までが高校生で、19才からは大学生。その他専門学校も増えている。タイは学歴を重く見る国のようで、学歴がそのまま就職後の給料に反映されるとの事。

入出国管理および税制

日本人あれば、30日以内の観光目的の滞在であればビザなしで問題ない。

観光以外の目的で入国する場合は、その目的に応じたビザが必要になる。タイで働く場合にはNon Immigrant Viza カテゴリーBをまず取得し、その後、タイ国内で労働許可証を取得する必要がある。

買い物をする際には付加価値税がかかる。日本でいうところの消費税にあたる。現時点では7%課税されている。

労働関連法規

タイの労働基準は労働者保護法によって規定されている。

最低賃金は地域ごとに設定されることになっているが、バンコク首都圏では1日の最低賃金は約170バーツ。労働時間は1日8時間以内、週休1日以上、時間外・休日手当てを払うことなどILO加盟国としての国際基準にあわせて制定されている。

安全対策

自分で車を運転していたので、交通事故に巻き込まれないように、日本で運転するとき以上に慎重に運転した。また、パスポートはコピーを持ち歩くようにし、オリジナルは会社の金庫に保管させてもらった。

<戸締まり、通勤、貴重品の保管など>
戸締りについては短時間でも出かけるときはきっちりすべての鍵を閉めるようにした。お金については大金を持ち歩かないようにし、必要なときに、必要な金額だけATMで引き出すようにした。ATMは街のいたるところにある。

<情報の入手方法>
インターネット、日本の新聞、日本語情報誌など。

 

健康管理

<健康維持の方法>
タイ料理は味付けが濃いので、出来るだけ自炊を行う。また、タイは気温が高く汗をかきやすいので水分をたくさん取るようにした。日中は暑いので運動することは避け、コンドミニアムの敷地がいい散歩コースになっているので、夕方、そこを歩いたり、ジョギングしたりして運動不足にならないようにした。

<派遣前の予防接種>
A型肝炎、B型肝炎、日本脳炎、狂犬病。
予防注射を打ったからといって100%安全というわけではないので、普段の行動に気をつける事が大事。

<日本からの携行常備薬など>
タイの薬を購入するつもりだったので何も携行せず。が、タイで購入する必要もなかった。

その他

タイで車の運転をするには、

  1. 日本で国際免許を取得してくる、
  2. タイで日本の免許をタイの免許に書き換える、
  3. タイで免許を取る、

の三つの方法がある。すでに免許を持っている人で、一年以内の滞在であれば日本で国際免許を取得してくるのが一番簡単である。

タイではガソリンは日本の価格の半額ぐらいであるが、車自体は、新車も中古車も日本の相場よりもかなり高い値段で取引されている。日本車もかなりの数が流通していて、海外に出て改めて日本のメーカの車はたくさん売れていることに気付いた。

 

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